RedHat系ディストリビューションであるCentOS7でPHPをインストールします。
CentOS7でやる必要があったためやりましたが、2024年6月30日がサポート期限であるため非推奨です。
PHPは広く使われているオープンソースのスクリプト言語です。
私もよく使うためインストール方法を手順化しすぐ参照できるようにしようと思いました。
バージョン指定する場合は手順増えるのですが、今回は記載時点の最新版であった8.1のインストール手順を記載します。
remiリポジトリをインストールする
remiリポジトリをインストールします。
yum -y install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
remiリポジトリはPHPでのWebサイトやWebサーバーの開発に必要なパッケージを提供します。
PHP関連のパッケージをインストールする
PHP関連のパッケージをインストールします。
yum -y install --enablerepo=remi,remi-php81 php php-mbstring php-xml php-xmlrpc php-gd php-pdo php-pecl-mcrypt php-mysqlnd php-pecl-mysql
先ほどインストールしたリポジトリであるremiとremi-php81を有効化しパッケージをインストールします。
remi-php81の81はバージョンで74とかに変えればPHP7. 4のパッケージをインストールできます。
phpパッケージはその名の通りでphpを提供するパッケージです。
php-mbstringはphpでマルチバイト文字列を扱うためのパッケージです。
日本語はマルチバイト文字に該当します。
php-xmlはphpでxmlを扱うためのモジュールを提供します。
php-xmlrpcはphpでxml-rpcをあつかうためのモジュールで、xml-rpcをあつかえればxmlデータフォーマットを用いてhttpプロトコルのデータ通信ができます。
php-gdはphpで画像処理を行うためのモジュールを提供します。
php-pdoはphpでデータベースを扱うためのモジュールです。
pdoはPHP Data Objectの略です。
php-pecl-mcryptはphpで暗号化を行うためのモジュールを提供します。
php-mysqlndはphpでMySQLデータベースにアクセスするためのモジュールを提供します。
php-pecl-mysqlも同様で、phpでMySQLデータベースにアクセスするためのモジュールを提供しますが、対応できるバージョンが違います。
php-pecl-mysqlはPHP7.0以後非推奨であり、PHP5.3以後であればphp-mysqlndが一般的には利用されます。
最後にPHPが起動していることを確認できれば完了です。
php -v